こんにちは。
理系ママのさら(@sara60419062)です。
「論文を無料で効率的に管理する方法はないかな?」「どんな管理方法があるんだろう?」という疑問を持っていませんか?
そんな方に向けて、学生時代も含めて研究開発歴15年以上の私が便利だと感じた論文管理方法をご紹介いたします。
恥ずかしながら、知ったのはごく最近です…

この記事は次のような方へおすすめです!
・効率的に論文を管理する方法を探している人
・お金をかけたくない人
・過去見た論文を何度も見返してしまう人
結論としては、Google scholarで検索し、論文管理ソフトのZotertoを使用すると便利です。
Google scholarは完全無料、Zoteroは300MBの保存まで無料。
自動でタイトル・筆者・出版年などを取得、タグやメモ等も付けることができます。
過去見た論文を見返すことが減り、タグにより関連論文を把握しやすくなりました。



論文管理方法にお悩みの方のお役にたてると嬉しいです。
これまでの論文検索と管理方法
これまでは、下記のどれかの方法で検索をしていました。
- CiNi Artcles(国立情報研究所が運営する日本国内で発表された学術情報データベース)
- J-STAGE(JSTが運営する日本国内で発表された学術情報データベース)
- J DreemⅢ(JSTがデータを作成し、ジー・サーチが提供する、閣内最大の科学技術文献データベース)
*JST:国立研究開発法人科学技術振興機構
Googleで検索することが一番多かったです。
どれが信頼性のある論文か分からず、検索上位に出てくるものからざっと読み、関係ありそうなものを選んでいました。
有料の論文の場合は、J Dreem Ⅲを通して、会社の支払いで購入しています。
また、読んだ論文はPDFでパソコン内に保存しますが、どこに保存したのか分からない。
別件で調べたときに、同じ論文がヒットし何度も読んでしまう。
など、とても効率が悪い状況で、論文を探すのも管理するのもすごく時間がかかっていました。
Google scholarでの論文検索
Google schararは論文検索に特化したGoogleの検索エンジンです。
Google schararにアクセスすると誰でも使用することができます。


基本的には、「引用元」が多い順に表示されます。
引用が多いということは、信頼性が高い可能性順と判断することができるので、安心して読み進めることができます。
「引用元」で引用されている論文、「関連記事」でこの論文で関係ありそうな論文まで確認できてしまいます。
論文が出された期間の設定、新しい論文が出た際の連絡機能があったりして便利そうです。
Google Scholarと提携していないサイトに登録された論文は、検索結果に出てこないので注意が必要とのことですが、私レベルでは事足りるなと感じました。
使用してみて、引用元が多い順に並ぶのが得に魅力的でした。
日本語で検索する場合は、英語に比べて、検索数や引用元が大幅に減るので、やはり英語で調べたほうが多くの情報が得られることを改めて実感させられました。


英語の論文を読んだ方がいいことは分かっちゃいるけど、手が出ない。
ぼちぼちやっていきます。
Zoteroでの論文管理
下記論文管理ソフトが有名です。
- Endnote(57,200~)
- Paperpile(2.99$/月)
- Mendely(2GBまで無料)
- Zotero(300MBまで無料)
これらを比較した参考ブログなどから、今回は無料で使用しやすいとされるZoteroを使用してみることにしました。
Zoteroのインストール
まずは公式ページよりZotero 5.0 for Windowsをインストールしました。
その際、StandeardとCusutamを選択するところがあり、Standardを選択しました。


問題なくインストールが終了すると、Zoteroの画面が現れます。


と同時にZotero Connectorをインストールする画面が出ますので、インストールして簡単に導入完了です。


論文の登録
Google Scholarで検索する際、URL横にある黄色の四角アイコンが追加されていました。


そこをクリックすると検索画面に出ている論文を選択することができます。


チェックを入れて選択したものが、自動的にZoteroのマイライブラリに保存されます。
情報のその他やメモに論文で得た重要な情報を書いておくと、論文を読み返す際にとても便利そうです。
以前は、論文とは別にエクセルで管理していましたが、お察しの通り、どこにあるか分からない状態。


他タグ付け、Wordへ論文を簡単に引用できるなどの便利な機能があり。
こんな便利なものが簡単に手に入るなんて、これからたくさん活用していこうと思います。



論文管理の効率化ができたので、英語の論文にもチャレンジしたい。
とも思えるようになりました!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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